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6日

私と父は血がつながっていない。両親が離婚した後母親に引き取られた私は父と年に一回会えるだけだった。父に会ったとき私は必ずキャッチボールをせがんだ。キャッチボールをしながら友達とどこの駄菓子屋に行くだとか、宿題を忘れて先生に怒られただとか最近あったことを話す。私の話す内容に、そうかそうか。と微笑みながらうなずきボールを投げてくる。ゆっくり投げてくれるものの、まだ小さい私の手ではうまくキャッチできず、もどかしいものだった。投げるのも同様に一回では父のところに届かず、何度もバウンドを繰り返しやっと父のところに届く。くやしがる私に大きくなったらバウンドしないでも届くようになるよ。と私の頭を撫でてくれた。私はそれが大好きだったけれど、同時に早く大きくなりたいとも思った。



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